【2018年最新版】ブログSEO対策完全版 知識編

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今回から2回にわたって、SEO全般の話と、ブログにおけるSEO対策の心構え、知識を解説していきます。

別途、実践編がありますが、まずはこちらをご覧になってから見ることをお勧めします。 これを見ることで結果に直結することはありませんが、漫画の1巻を飛ばして面白いところを読んでもよくわからないのと同じで、知識編を飛ばすと、実践編でなぜこうするのかがよくわからないまま進んじゃいます。

ブログ始めたてでSEOってなんじゃそれって方も、結構経つけどなかなかPV数上がらないよって方も参考になる情報が載っているはずですので、最後までお付き合いください。

それでは行ってみましょう〜

SEO(検索エンジン最適化)って??

私たちが普段、何かを調べる際に必ず使う検索エンジン。様々な検索エンジンがありますが、どの検索エンジンも調べたい事柄に対して単語やフレーズを入力し、検索エンジンはその意図にあったWebページを関連順に表示してくれます。

そういった検索エンジンを利用した行動に着目し、PV数を上げたりすることを、

SEO(Search Engine Optimizationの頭文字をとった略称)といい、検索エンジン最適化とも呼ばれます。

要するにGoogleとかYahooで検索された時により上位に表示されるようにしようねってことです。

注:2011年からYahooはGoogle検索エンジンを使ってますので検索結果はほぼ同じです

具体的には優良な被リンクを集めたり、コンテンツの内容を濃く、価値のあるものにすることなどで、上位にきやすくなります。

ネット上にある膨大な数のWebページの中から検索エンジンが必要な情報を探し、適切なものを表示する手順を「アルゴリズム」と言います。

初期の検索エンジンSEOの移り変わり

検索エンジンは1990年に誕生し、多くのWeb運営者が注目しました。

この頃のSEOは検索されそうな単語をWebページ上に多く散りばめるという何とも原始的な方法で簡単に攻略可能でした。

しかし検索エンジンの進化とともに、SEOはより「ユーザーに焦点を当てた施策」へと変わってきています。

2015年には先進諸国でPCでの検索よりも、モバイルデバイス(スマホタブレット端末)での検索が上回ったとGoogleより発表され、スマホ用サイトの評価がより重要になってきています。

そのため、運営者はPCユーザーだけでなく、スマホユーザーの利便性も踏まえ、サイトを構築していかなければいけません。

なぜSEOは必要なのか

検索結果で上位に表示されるメリット

検索窓に単語を入れたり、今や音声で質問すれば数秒後に関連情報が表示されます。

運営側からすれば、様々なキーワードで検索結果の上位に来ることは、多くの潜在顧客に出会う可能性を高めてくれるということです。

検索窓から何かを検索され、一番上に来たサイトは17%の確率でクリックされるという結果も2013年に発表されています。(広告を除いた純粋な検索結果1位サイト)

約6000回検索されれば、約1000人の来訪者を獲得できるということです。

SEO対策の変貌

Googleに進化とともに焦点が「人」に

SEOとは検索エンジンロボットに対してのアクションと思われがちですが、最近は全く変わってきています。確かに初期はその通りだったのですが、現在の検索エンジンはコンテンツの内容、意味、ユーザーの入力するクエリ(キーワード)を極めて人に近い形で、認識、理解するようになってきています。

つまり、より人に焦点を当てたアクションでなければならないのです。

SEOという言葉が機械に向けた施策と誤解されやすいため、最近ではSXO(Search Experience Optimization:検索体験最適化)という言葉が使用されています。

優れた体験を提供しよう

なんども言いますが昔の検索エンジンはコンテンツの内容が粗悪であっても、有効なキーワードを多く含めることで簡単に上位に表示させることが可能でした。

そのため過剰なSEOが蔓延し、粗悪なWebサイトが多くなってしまいました。 そのため検索エンジン側がこれらをスパム行為として対処することになり、現在では全く意味のない施策となっています。

その後は被リンク(自サイトのリンク)を集めると評価が上がる、といって自演リンクが流行り、これもまたアルゴリズムの学習によって通用しなくなりました。

スパム行為を行ったユーザーは評価を下げられ、検索エンジンに表示される機会が減ることになりました。

このようなアルゴリズムの隙をつく行為は、一時的には効果を上げるかもしれませんが、必ず対策され通用しなくなります。

あくまでもユーザーが求める情報を載せるのが検索エンジンの目的なので、ガイドラインを守って、ためになるSEOを行ってください。

SEOからSXOへ、この対策こそが肝になってきます。

   SXO-検索体験の最適化方法

  • どのデバイスでも使いやすい構築
  • 調べたい情報にすぐたどり着けるような配慮
  • 劣悪な通信速度でも、素早く表示させるような改善
  • 調べたい情報を他サイトより詳細に

SEOの成果は複数の指標で判断しよう

SEOでは、目的を明確にすることが大切です。ユーザー接触を増やすこと一つ取っても、ネットショップだから「売り上げを伸ばす」のか、ブログだから「問い合わせを増やす」のかなど様々です。

以下の項目はSEOの成果を測定するのに非常に参考になりますので、頭に入れておきましょう。

  • PV
  • セッション数
  • 直帰率
  • 平均セッション時間
  • 順位
  • SNSのシェア率
  • CV
  • 被リンク

PV」はWebページが表示された回数、「セッション」とは、サイト訪問時の行動の単位です。例えば、サイトを訪問した際、「α」というページの次に、「β」、「γ」、「Δ」というページを順に見たとすると、「1セッションで4PV」ということになります。

コンテンツの内容がよく、読みやすかったりサイト内リンクが魅力的であれば、「直帰率」は低くなり、サイト滞在時間は増えます。また「サイト滞在時間」が増加するということは一般に、コンテンツの閲覧等Webサイトの利用に費やす時間が増えているということです。

コンテンツの質が高ければ高いほど、「被リンク」「順位」「シェア率」が増えます。 作成したコンテンツを通じて、信頼関係が築ければ「CV」に結びつく可能性が高まります。 (CVはコンバージョンと読み、「問い合わせ」、「購入」などの成果をを指します。)

これらはGoogleアナリティクスの指標を見るのがいいですよ。

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SEOを実施するタイミング

SEOを実施する最適なタイミングは?

新規にWebサイトを開設する場合は、最初からSEOを意識したサイト構成にしましょう。 WebサイトのURL構造などは後から修正するには、多大な労力と時間を費やすからです。

一方で、長年サイトを運営しページ数が膨大にある熟練者は、リニューアル時がSEOを考慮する最適なタイミングでしょう。 なぜなら今現在のユーザー環境に合わせた改良を加えるのに、古いシステムの上でやるより、新しいシステムに乗っかった方が楽だし合理的だからです。

効果が出るまでの期間

SEOは広告等に比べると、即効性に乏しく地道な取り組みになります。 爆発的な効果は期待しない方がいいですが、正しいアクションを続けることで徐々に効果が現れます。

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ただし、以下のようなサイトに当てはまる場合成果が出るのに少し時間がかかる可能性が高いです。

「Webサイトのテーマが専門的でない、専門的だと認識されていない」

検索エンジンはWebサイトの専門性や、過去にどんなコンテンツを提供していたかなどを考慮して順位をつけています。

テーマを絞っていくことが大切になってきます。

「放置気味のサイト」

サイトをしばらく放置していると、検索エンジン側からは巡回する必要がないと認識されてしまいます。

「ライバルが多い分野」

複数のライバルサイトがあったり、すでに大きな勢力がある分野は長期的なアクションを求められることが多いです。 競争が激しいクエリは、ライバルが扱っていないトピックを攻める必要があります。

内製と外注本当に効果があるのはどっち?

SEO対策サービスに依頼するときの注意

SEO対策は、『被リンク購入』や、『自動コンテンツ生成』など悪質なものも含めれば膨大な数の種類があります。 サービスの内容を確認せずに、導入すると成果が上がらないだけでなくサイト自体の価値を低下させることにつながります。

SEOを外注する際の注意点は下記より確認してください。

support.google.com

優良なサービスもたくさんありますが、一部悪質なサービス業者もあります。 Googleガイドラインに違反する行為は検索結果に悪影響を及ぼしかねず、場合によってはスパムと認定され検索結果から削除されたり、後のコンテンツの検索順位にも影響することもあります。

コンテンツの質を重視することが何より大切

以前の検索エンジンではサイトの構造を少しいじればすぐに効果はありましたが、現在の検索エンジンはコンテンツの品質を重視しているため、そのような対策だけでは不十分になっています。

大規模なサイトを運用している場合は、リニューアル時にSEOを考慮した様々な調査、構造の改良など専門のコンサル企業に相談してみてもいいかもしれません。 利用者が多ければ、小さな改良でも大きな効果が期待できるからです。

一方で小中規模のサイトの場合は、コンテンツ面での対策をコツコツ行う方が効果的です。 コンテンツを増やす行為は、その分野における専門知識が必要となり、一つのページを作成するにもかなりの手間がかかります。

それでもコンテンツはなるべく自前で作成しましょう。 外部の業者では、ライバルとの差別化が難しく薄っぺらい内容になりがちだからです。

ただし、完璧なコンテンツを求める必要はありません。 それなりの時間をかけて勉強すれば、誰でもその分野に関しての70~80%の知識は吸収できます。70~80%のの知識を100も200も持つことが将来的に本人にも、サイトにも良い影響を与えるのです。

検索ユーザーに好まれる良質なコンテンツを作成しよう

SEOで考慮するポイント

検索ユーザーが快適に利用できるか

ページの表示速度や文章の見やすさはもちろん、最近ではスマホ対応であるかが重視されます。 スマホで見た際に文字が見にくかったり、表示速度が遅かったりすればストレスが溜まります。

検索エンジンの巡回を補助する要素

XMLサイトマップをはじめとした検索エンジンにサイトの全容を把握してもらう対策も大切です。 大規模なサイトほど意識しましょう。

検索エンジン、サイト訪問者の理解を助ける要素

サイトにはalt属性やタイトルタグなどコンテンツ理解を助ける要素があります。

そして分かりやすいレイアウトや、見出し構成はユーザーにとって読みやすいコンテンツになります。

・信頼度を高める指標

SNSや被リンクなどで共有されるコンテンツはGoogleから良質なコンテンツだと認識されます。

過剰な相互リンクや、自作自演などはGoogleガイドラインに違反しており、場合によっては検索結果から除外されます。

しかし質の高さを起因とする自然は被リンクは「信頼度が高い」、「質が高い」と認識されGoogleから評価されます。

コンテンツの質

Googleが最も重要視する要素はコンテンツの質です。

自社の強みを生かした優れたコンンテンツを作成することが、ライバルとの差別化になります。

しかしながらこのような上質なコンテンツを作成できる人は多くありません。

ただ文章を書くだけ、ネット上のコンテンツを言い換えるだけではダメなのです。

競争力のあるコンテンツを作るには、最低限の知識をつけ専門性を確立するか、専門知識を持ち且つコンテンツ作成ができる人に外注することです。

何よりユーザーにとって最高の体験は何かを突き詰め、追及する姿勢が大切です。

まとめ

今回はSEOに最低限必要な心構え、知識を扱っていきました。

次は、SEOの仕組みを解説した回となります。

今回の知識を踏まえ、仕組みも理解していきましょう。