【2018年最新版】ブログSEO対策完全版 仕組み編

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今回は前回に引き続き、SEOに関する知識、主に仕組みに関して解説していきます。

検索結果で上位に表示されるには、検索エンジンの仕組みの理解は欠かせません。

今回は、どうやって検索エンジンが検索結果の表示順位を決めいるのかを解説していきます。

検索エンジンの仕組みを理解しておこう

まずは、検索エンジンが検索結果を表示する仕組みを理解しましょう。検索エンジンには『ロボット型』『ディレクトリ型』の2種類がありますが、GoogleもYahooもロボット型なのでそちらに絞って解説していきます。

ロボット型検索エンジンの仕組み

ロボット型検索エンジンではクローラー」と呼ばれるプログラムが、ネット上のリンクをたどりサイト情報を収集し、収集されたサイトが検索の対象となります。

もちろん膨大な数のクローラーが稼働しており、検索エンジンが変わればクローラーの種類も変わります。 例えばGoogleでは「Googlebot」、マイクロソフトは「Bingbot」といった具合です。

ロボット型検索エンジンの特徴は、インターネット上の情報収集から検索結果に反映されるまでの処理のほとんどを自動で行っているということです。

ロボット型検索エンジンの3つの機能

ロボット型検索エンジンの機能を大きく分けると3つに分類されます。

『クロール』『インデックス』『アルゴリズム』の3つです。

クロールは巡回のことで、クローラーがリンクをたどり情報を取得します。

インデックスは索引のことですが、取得してきた情報を検索されやすいように、検索エンジンのデータベースに格納されることです。

すべてのWebページはインデックスされることで検索されるようになります。

アルゴリズムとは、「コンピューターがユーザーの入力やデータを処理し、計算したり画面に表示したりする"ルール"や"手順"を定めたもの」です。ユーザーが検索するとアルゴリズムに則りネット上で取得したページの中から、適切だと判断した順番で表示します。

日本の代表的な検索エンジンの特徴とユーザー層

2000年代に大きな成長を遂げた検索エンジンですが、当時はYahooが最も勢力が大きく、ついでGoogleという状況でした。

現在ではYahooがGoogle検索エンジンテクノロジーを導入したため、Googleのエンジンのみ対策すればOKです。

日本の主要な検索エンジンは?

日本国内で使用されている検索エンジンは主にGoogleYahoo!でしょう。この2つについでBingが利用されています。

それぞれの検索エンジンの特徴を知ることでSEOを効率よく進めましょう。

Yahoo!は2010年ごろGoogleのテクノロジーを導入したため、どっちで検索してもほとんど変わらない検索結果を得ることになりました。

厳密にはYahoo!はオリジナルのフィルターをかけているため、若干異なる結果になります。

Yahoo!Yahoo!知恵袋の結果やNEVERまとめなどが含まれます。

Yahoo!Googleのユーザー層は?

オーガニック検索枠の順位は似たようなものですが、利用している層が全くと言っていいほど異なります。 「Yahoo!は主婦層や学生が利用し、Googleはビジネス層や就活生が利用している」と言われています。 利用目的の違いも顕著で、Yahoo!は日常検索、Googleはビジネス検索の傾向が強いようです。

検索エンジンの歴史

初期の検索エンジンは精度は決して高くなく、今のように検索すれば「得たい情報がすぐに得られる」わけではありませんでした。 しかし、仕組みやスパムへの対策を改善してきた結果、精度を上げてきました。 ここでは検索エンジンの進化について見ていきたいと思います。

検索エンジンの歴史

世界初の検索エンジンは「Archie」でネットで情報を検索できるシステムを作りました。 1995年には「Excite」や「Yahoo! JAPAN」などが誕生し、日本ではYahoo!がシェアを独占していました。

ただ、企業サイトの検索には便利でしたが何かを調べたい時にはなかなか情報に辿りつけず、不便でした。

Web上にコンテンツも多くなく、ネットや検索エンジンに興味が薄かったという事情もありました。

そんな中1998年にGoogleが登場すると"ググる"という俗語が生まれるまでに成長しました。 Googleで調べれば大抵のことは解決するので「Google先生」などと呼ばれるようになりました。

Googleのオリジナル性はページランクというシステムで、リンクを信頼度とし、ページごとにスコアをつけていくシステムです。

Googleの発展

2010年ごろまでは、先ほどのページランクの重要度は大きく、ページランクの操作を意図したスパム行為が横行していました。スパムにより情報に価値のないページが上位に表示されるとGoogleの目指す検索エンジンではなくなり、ひいてはGoogle自体の企業価値低下にもつながります。

そのため、スパムに対する取り締まりを強化し手動及びアルゴリズムによってスパムを検知しています。現在ではアルゴリズムの隙をついたスパム行為でも必ず対策され、排除されます。

スパム対策に関連するアルゴリズムとしては、「パンダアップデート」や「ペンギンアップデート」があります。

ふざけた名前だなあと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、本当です。

「パンダ」はコンテンツの品質を見分けるものです。

内容の薄いページの優先順位は下がり、独自の研究や論文、レポートなどユーザー向けに情報提供しているページは評価される仕組みです。

「ペンギン」は可愛い名前をしていますが、スパムを取り締まるものです。

他にもAIを生かしクエリの意図を理解させたり、色々あります。

Googleの理想とする検索エンジン

現在のGoogle様には古いSEOのテクニックはほぼ通用しません。アルゴリズムの隙をついてもすぐ対策されるため、持続しないでしょう。

安定したアクセスを稼ぐには、Googleの方針を理解し、方向性に沿った対策を行う必要があります。

Googleのビジネスとは

Googleのビジネスは広告などの手数料や掲載料です。 検索結果画面の広告枠に表示される検索連動型広告(リスティング広告)がクリックされると、広告主からGoogleに手数料が発生します。

Googleはユーザーの利便性とのバランスを考えながら、リスティング広告を配置しています。

このようにGoogleはユーザーの利便性を第一に考えるため、純粋な検索結果であるオーガニック検索の順位をお金で買うことはできませんし、質の低いスパムは排除される運命にあります。

「クロール」に対しての施策

まず第一に必要なのはWebサイトの存在を知らせること。

そのためには「クローラー」と呼ばれる巡回ロボットを呼び込む必要があります。

クローラーを呼び込まなければ検索結果にすら表示されない!?

クロールとはクローラーと呼ばれるプログラムがリンクを辿りページを巡回することです。

巡回したページの情報を取得し、検索結果に反映させます。

つまりリンクで辿れないページは検索結果には表示されないということです。

Webサイト全体のページがきちんとクローラーに見つけてもらえるように設計することは、SEOの第一歩といえるでしょう。

検索順位の決まり方って?

Googleはユーザーの検索クエリから検索意図を解析し、そのユーザーに適した順番でページを表示します。

同じクエリだとしても、ユーザーによって検索結果は微妙に違ってきます。

検索ランキングはユーザー環境によって異なる

ネット上には膨大な数のWebページが存在し、常に更新され続けています。

Googleや他の検索エンジンによるクロールは途切れることがないため、極端に言えば今日と明日では全く別の検索結果になることだって理論上はある、ということです。

他のサイトよりも圧倒的に優秀なサイトでない限り基本的には検索順位は変動し続けます。

検索時に送信されるクエリは、データセンターに届きます。データセンターは日本国内にも多数存在し、検索場所やユーザー属性によって適したデータセンターに送られます。

バイスの種類や閲覧履歴によってもランキングは変化します。

Googleは検索クエリを理解している

Googleは当然、単純にクエリが含まれるページを表示しているわけではありません。

ユーザーのニーズにあったページを表示するため、ユーザーの意図を正確に理解しようとします。

音声検索などでは、「ハミングバード」と呼ばれるアルゴリズムでその意味を文脈から判断します。

例えば「お腹が空いたから近くのラーメン屋さんに行きたい」といえば、自分の位置情報と飲食店の中でもラーメンを扱うお店に絞り検索結果を表示します。

また一度も検索されたことのないクエリの場合は「ランクブレイン」というAIが作動します。

Googleが1日で扱うクエリの中の15%程度は未知のクエリと言われています。

SEOを理解するためのページの見方

Googleの検索結果ページは、自然検索枠と広告枠で分かれています。

また「強調スニペット」や「ニュース」が表示されることもあります。

検索結果に表示される要素

Googleの検索結果ページのことをSearch Engine Result Page、「SERP」と呼びます。

この場合だと、一番上にリスティング広告、次に強調スペニット、オーガニック検索結果が表示されています。

強調スペニットとは、ユーザーが何かしらの用語を調べた際に、SERP上で回答が表示される機能です。

これらの順番はユーザー環境など様々な要因で変わってきます。

さらに細かくオーガニック検索結果を見て行くと、ひとつひとつの結果にそれぞれタイトル、URL、スペニットの3つの要素で構成されていることがわかります。

スペニットとは、WEBページの紹介文のことです。検索結果の表示スタイルはコンテンツにより異なり、たとえば以下のブログにはURLの箇所に「パンくずリスト」が表示されています。

パソコンとスマホでは、タイトルやスペニットに含むことができる文字数に違いがあります。

スマホの場合はSERPで1画面(ファーストビュー)におさまるコンテンツは、2〜3つが限界です。

そのため、表示結果が同じ1位でも、スマホとパソコンではスマホの方がクリック率が高くなる傾向があります。

※「パンくずリスト」とは? パンくずリストとは、自身が見ているWEBページがWEBサイトのどの位置にあるのかを、階層順に表示するものです。

表示順位はユーザー環境によって変わる

検索するタイミングや、使用するデバイスの種類によって検索結果が異なることは既に書いた通りです。

ここでは環境的な要因によって順位が変動することに関して、考慮すべき点を解説します。

閲覧履歴による影響

Googleは、ユーザーの行動や文脈を理解し検索結果を表示するため、全員が全員同じ検索結果になるわけではありません。

特定のユーザーが頻繁に訪れるWEBサイトは、特定のユーザーが検索した場合のみ上位に表示されることもあります。

もちろん閲覧履歴が検索結果に影響するため、自分のサイトが自分のパソコンから検索した際、上位表示されることに満足していたら、他のデバイスでは表示されていない」そんなとこもよくあります。

それはGoogleがよく見るWEBサイトを上位表示させているだけにすぎないので、SEOの効果を正確に測ることはできません。

そのような場合は、ブラウザーの閲覧履歴の保存を無効化しましょう。

おわりに

つらつらと、書いてきたようにざっくりとこんな感じで、SEOの仕組みは構成されています。

まずは、SEOの仕組みを理解し、対策に臨んでください。